野生動物とヒトの明日を考える・株式会社EGO

お知らせ

令和6年度は、安心安全な地域づくり

当社では、ニホンザルや外来生物を中心に野生動物の捕獲を行っています。

最近では、市街地への野生動物の出没が増加し、農作物被害対策のための捕獲だけでなく、地域に住んでいる人が安心安全に生活をおくるための対策やOne Healthとしてダニなどの感染症への意識が必要になってきました。

また、群れ管理が進んだニホンザルでは、新たに群れを市街地農地に定着させないための、戦略的計画的な追い払い・追い上げを実施し、行動域を変化させています。

これからも、人と動物が近くならざるを得ない地域でどのように安全安心健康を保つか、対策が進んだ地域では以下に維持していくか、中長期な取り組みに向けて業務を進めていきます。

これからも人と動物が相互に暮らしやすくなるよう日々頑張っていきます。

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日々是好日

2024年

4月

03日

大事な世代

東京都八王子市で地域ぐるみでの鳥獣対策のお手伝いをしています。

すっかりご報告が遅れてしまいましたが、冬至の時期には地域で取れたユズを給食に使っているとのことで、地元の中学生とユズもぎをしました。

作業前に、冬期のユズは、様々な動物のエサ(誘引要因)になります。特に霜が降りた後のユズは甘くなりサルの大好物なこと、自家消費には限りがありますが、多くのお宅で使いきれないほどのユズが植えられていることなど、被害を減らすためにも地域の果樹管理が大事なことをお話ししました。

これから地域の環境づくりを担う子供たちに動物たちとの付き合い方を伝えるいい機会となりました。今後、このような機会を増やしていくことが、一番の鳥獣対策と感じています。wrote:mai

2023年

12月

11日

小さいアイツ達

だんだん肌寒くなってきましたね。この時期は、山で獣道を歩いて篠藪を抜けるとこんな粒粒が膝~腿辺りにつくことがあります。

よーく目を凝らしてください。これはアイツです。草の実ではありません。

ついた時は直径数センチでスタンプを押したような粒粒ですが、あっという間に広がっていきます。

藪こきしたら、ズボンをコロコロ、家に帰ってすぐお風呂に入って服は洗いましょう。

お腹や股、やわらかい皮膚に赤い斑点ができてなんだか痒いな~と思ったらもう喰われてます・・・、残念。wrote:mai

2023年

10月

17日

推し!!

ある日の調査の様子です。

みなさんは普段どんな服装、リュックで作業されていますか。

数年前から私の”推し”は、釣りグッズです。雨・汚れに強い、洗えるなどいいことづくめです。

背負っているのは、相棒が渓流釣り用に購入した防水リュックです。川の中や滝を進んだりするので、ホント丈夫!!

ほとんど私がアライグマ業務で使ってますが・・・。

野外調査員には、おしゃれアウトドアメーカーだけでなく、釣り具メーカー、または最近話題の〇ーク〇ンもいいですね。道具や服を探す際には、ぜひ、釣りグッズも候補に入れてみてください。

掘り出し物があるかもです。wrote:mai

2023年

8月

30日

視察研修に行ってきました!!

野生生物研究所ネイチャーステーション代表 古谷益朗さんのご紹介で、山形県米沢市山上地区における地域ぐるみの鳥獣対策を視察してきました。

市役所の方から市の対策事業についてと、山上地区有害鳥獣対策協議会の我彦会長から地区の取り組みについてご説明いただきました。

綺麗、且つ、丁寧に張られた電気柵、大規模な緩衝帯整備、住民主体での取り組みの進め方、不在地主対策など、いろいろなお話をお伺いしました。

特に若手スタッフには、勉強になったようです。上杉神社では、お参り前に本堂周りのアライグマチェックを始めてしまいました。これも職業病?ですかね・・・。wrote mai

2023年

6月

19日

ここでも重要課題

今年も暑くなりそうな予感がする天気が続きますが、そんな中で集落環境調査をしてきました。連日のニュースでも見るようになった”空き家問題”。鳥獣業界でもアライグマやハクビシンが棲みついてしまい、糞尿や周辺農地への被害が課題になっています。

みなさんのお住まいの地域でも写真のような爪痕がある空き家があれば、誰かが棲みついているかもしれませんね。wrote:mai