これが何かご存じでしょうか。
当社では、野生鳥獣についての研修で、このような”庚申塔”を紹介することがあります。
この庚申塔は、庚申講の神様である青面金剛を祭るものです。
庚申講とは、人の身中に住んでいる三尸(さんし)という三匹の虫が60日に一度の庚申の夜、体から抜け出してその人が犯した罪を天に報告するので、この夜は眠らずに、お経を唱えたり話をしたり、飲み食いしたりして過ごすというものです。
青面金剛の下にいるのは、いわゆる”三猿(みざる、いわざる、きかざる)”です。
青面金剛の従者として、三尸に罪を報告されないよう目・耳・口をふさいでいると言われています。
このような信仰と動物が結びついたものは身近にたくさんあります。人と動物は昔から近くにいたのだと感じてもらうきっかけになるといいなと思います。wrote:mai