野生動物とヒトの明日を考える・株式会社EGO

お知らせ

令和5年度は、安心安全な地域づくり

当社では、ニホンザルや外来生物を中心に野生動物の捕獲を行ってきました。

最近では、市街地への野生動物の出没が増加し、農作物被害対策のための捕獲だけでなく、地域に住んでいる人が安心安全に生活をおくるための対策が必要になってきました。

また、個体数調整が進んだニホンザルでは、新たに群れを市街地農地に定着させないための、戦略的計画的な追い払い・追い上げを実施し、行動域を変化させています。

今年度は、人と動物が近くならざるを得ない地域で、どのように安全を保つか、地域の誘引要因をどのように管理していくか、中長期な取り組みに向けて業務を進めていきます。

これからも人と動物が相互に暮らしやすくなるよう日々頑張っていきます。

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日々是好日

2023年

4月

20日

来ちゃダメ!!

年度も変わりましたね。サルたちは、芽吹きの恩恵と出産のため山にこもり中です。

出産を終えるとお腹のすいたお母さんたちが、ついつい美味しそうな野菜を食べに畑に出てきます。新しい追い払いポロシャツ(THEハンターカラー、実は、会社カラー(笑))も作成しましたので、今年度も当社では気合をいれて追い払い・追い上げ実施していきます。

みんな、出てきちゃダメだよ~。コドモにも教えるんだよ~。wrote:mai

2023年

3月

01日

いい感じ?

サルの追い払いのため山中で待機していたら、こんな木の根元を見つけました。

なんの痕跡かわかりますか?

 

そうです!!

イノシシが体をこすりつけた痕です。

いつも思うことですが、あちこちにあるわけじゃないんですよね。なんかいい感じの角度とか木肌とかがあるのでしょうか。

wrote:mai

2022年

12月

24日

有効活用

以前は、エサはほとんど購入していましたが、最近は、地元の方が廃棄する野菜やくず芋をくださったり、放棄されたカキやユズを収穫して使う機会が増えました。

今年は、大量のサツマイモのくず芋をいただいたり、サルの誘引要因になっていたカキを500個ももいで、干し柿にしました。立派なカキだったので、スタッフが各自持ち帰り人間用にも作りました。甘味が多くおいしかったです。

それにしてもみんな高い木から上手にもぎますね~。筋肉痛間違いなしだな。wrote:mai

2022年

11月

08日

緑の道

秋晴れのいい天気ですね。

といってもなんだか景色的には、間違い探しのような風景です。

中央には町田市から横浜市を流れる鶴見川があります。

草木が茂り川面がほとんど見えません。

最近は、このような河川から獣が市街地に出ることが増えましたね。

郊外の山塊と都市部の丘陵を緑の道でつなぎ、自然豊かな都市を目指す。

河川の氾濫を防ぎ水害から住民を守りつつ、水辺と人との触れ合いを保つ。

市街地出没の原因が100%このような河川というわけではないですが、自然というのは人間の思い通りには決してならないのだなと感じる光景でした。wrote:mai

 

2022年

9月

05日

市街地出没対応

最近、牧場にクマ、市街地にサル、シカ、イノシシなどの出没が報道されることが増えましたね。

当社でも、人里に出没し山に帰れなくなった動物の捕獲依頼が来ています。

【麻酔銃捕獲実績】

H14~R4。錯誤捕獲含む

・クマ8頭

・シカ1頭

・サル1頭(個体数調整含まず)

 

この子は1歳のオスジカです。おそらく山から下りてきて河畔林から、川沿いの畑や道路に出てきたのでしょう。1週間以上、ウロウロしていました。周辺に住宅がない農地にいるところを、関係機関で安全を確保し、麻酔銃で捕獲しました。

里山の荒廃、治水の影響による河畔林の拡大など、色んな説はありますが、これから確実に出没は増えていくと思います。野生動物の対策は、農作物だけではなく、安全安心、防災対策も必要になっています。お住まいの地域や自治会単位で野生動物が出没した際の対応について、行政や警察、消防などと話す機会を持たれるとよいですね。wrote:mai