令和7年度は、安心安全な地域づくりへ
当社では、野生動物に関する様々な事業を行っております。
主な事業としては、自治体の大型獣類に対する総合対策や地域ぐるみの鳥獣対策の組織づくり、ニホンザルをはじめとした大型獣類の捕獲、アライグマ等の外来生物の捕獲などです。
最近では、市街地への野生動物の出没が増加し、農作物や生活被害対策のための捕獲だけでなく、地域に住んでいる人が安心安全に生活をおくるために、野生動物に遭遇した時の技術支援やダニなどの感染症への意識づけが必要になってきました。
さらに、群れ管理が進んだニホンザルでは、新たに群れを市街地農地に定着させないための、戦略的計画的な追い払い・追い上げを実施し、行動域を変化させています。
人と動物が近くならざるを得ない地域で、どのように安全安心健康を保つか、対策が進んだ地域では如何に維持していくか、中長期な取り組みに向けて業務を進め、人と動物が相互に暮らしやすくなるよう日々頑張っていきます。
2025年
7月
22日
火
ある日の追い払い。
絶対、この橋はわたらせないと意気込んでおります。
当社では、サル追い払い時にこのような目立つ衣服を着用して、サルに条件付けを行っています。
「また、あのオレンジのやつらが来たぞ~」
いつもこんな風に思われている気がします。
wrote:mai
2025年
5月
16日
金
とあるイベントでダニを知っていただくお手伝いをしてきました。リーフレットの配布、標本の展示、マダニの生態クイズなどなど、ダニが苦手な親御さんがお子さんに連れられて、悲鳴をあげながら観察している様子もありました。多くの方にご参加いただけて大盛況でした。
当社では、ダニのトランクキットを用いて、ダニの生態や万が一の時の対応などについて、普及啓発を進めていきます。
また、現在、採取したマダニと採取場所の植生などから、県内でマダニが分布しやすい場所を調べたダニマップを作成しており、今後、日本全国へ広げる予定です。wrote:mai
トランクキットの貸し出し、ダニ講習会、地域のダニ分布調査などご興味がありましたら、ぜひ、お問い合わせください!!
2025年
4月
02日
水
2024年
12月
27日
金
当社業務では、サルの追い払いを実施していますが、通常は動物駆逐用煙火や銃器、エアホーンなどを使用します。
ただ、このような機材は、文字通り”追い払う”ために大きな音が出ます。
いつでもどこでも使えれば問題ないのですが、大きな音がでる追い払い機材を使えない場所に群れが行くことがあります。そこで、現在、いくつかの方法を検討中です(手にもって、まさしく向かうところ(笑))。どんな感じで群れに警戒心を持たせられるか…。また、続報をお知らせします。wrote:mai
2024年
10月
01日
火
これが何かご存じでしょうか。
当社では、野生鳥獣についての研修で、このような”庚申塔”を紹介することがあります。
この庚申塔は、庚申講の神様である青面金剛を祭るものです。
庚申講とは、人の身中に住んでいる三尸(さんし)という三匹の虫が60日に一度の庚申の夜、体から抜け出してその人が犯した罪を天に報告するので、この夜は眠らずに、お経を唱えたり話をしたり、飲み食いしたりして過ごすというものです。
青面金剛の下にいるのは、いわゆる”三猿(みざる、いわざる、きかざる)”です。
青面金剛の従者として、三尸に罪を報告されないよう目・耳・口をふさいでいると言われています。
このような信仰と動物が結びついたものは身近にたくさんあります。人と動物は昔から近くにいたのだと感じてもらうきっかけになるといいなと思います。wrote:mai